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一級建築士学科試験 ウラ技解答

平成21年度 学科試験W(構造)設問7

 

設問7 建築基準法における荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 

1. 風圧力を算出する場合の基準風速Vo は、地方の区分に応じて規定されている。

 

2. 多雪区域ではない地域において、暴風時又は地震時の荷重を、積雪荷重と組み合わせる必要はない。

 

3. 多雪区域内において、長期積雪荷重は、短期積雪荷重の07 倍の数値とする。

 

4. 沖積層の深さが35mの軟弱な第三種地盤の地盤周期Tc は、02 秒以下である。

 

4は他の問題と比較して、具体的な余分限定コトバ「深さが35mが指定されている。一般に内容が具体的に限定されている選択肢は、×の確率が高い。よって1から4の中で、最も確率の高い選択肢は4である。正解は、4である。

 

Chart:余分限定コトバが追加されている場合は、×の確率が高い。

この選択肢の○は、「軟弱な第三種地盤の地盤周期Tc は、0.75 秒以上」である。この○を隠すために余分な限定コトバを付加して、目をくらまそうとしているものと思われる。