チャート03:『完全』コトバは、確率86%で「○」です。
『完全』というコトバは、「足りないところがない」、「すべての及ぶ」という意味に使われます。
『完全』に関していえば、完全な安全性などというものは、この世に存在しないものと思われます。
したがって、あえて、『完全』という言い回しが、肯定的に使われた場合は、「○」の確率が高いものと思われます。
平成9年から平成23年度までに29問出題されていますが、そのうち25問が「○」です。
「○」の確率は、86%です。
チャートが適用される問題番号:1,3,4,5,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,24,25,26,27,28,29
例外問題番号:2
2 |
H19 |
計画 |
3 |
X |
1.複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定すると、複層ガラスの熱貫流率は、0となる。 |
○ 1.複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定しても、放射熱伝達による伝熱が生じるため複層ガラスの熱貫流率は、0とはならない。
例外問題番号:6
6 |
H12 |
計画 |
6 |
X |
1.直方体の室で、完全拡散(内装材の吸音率は室内で一様)とみなした場合、同一の内装材を使って、その室容積を2倍にすると、残響時間も2倍になる。 |
○ 1.直方体の室で、完全拡散(内装材の吸音率は室内で一様)とみなした場合、同一の内装材を使って、その室容積を2倍にすると、残響時間は2倍より小さくなる。
(セービンの残響式から、室容積が大きくなったとき、室内総吸音力も大きくなるので、残響時間は、2倍より小さくなる。)
例外問題番号:7
7 |
H12 |
計画 |
7 |
X |
2.どの方向から見ても光度が一様となる面を、完全拡散面という。 |
○ 2.どの方向から見ても輝度が一様となる面を、完全拡散面という。
(完全拡散面という技術用語を知っているかを問う問題です。覚えてください。)
例外問題番号:23
23 |
H21 |
施工 |
14 |
X |
3.完全溶込み溶接部の内部欠陥の検査については、浸透探傷試験により行った。 |
○ 3.完全溶込み溶接部の内部欠陥の検査については、特記の無い場合超音波探傷試験により行った。
(JASS6 浸透探傷試験は、表面欠損の検査に用いられる。覚えてください。)
『完全』コトバが使われている問題
問題番号 |
年度 |
学科名 |
設問番号 |
正誤 |
問 題 文 |
1 |
H19 |
計画 |
2 |
O |
1.開放型燃焼器具を使用する場合、室内の酸素濃度が約18〜19%に低下すると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生量が急増する。 |
2 |
H19 |
計画 |
3 |
X |
1.複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定すると、複層ガラスの熱貫流率は、0となる。 |
3 |
H19 |
計画 |
19 |
O |
1.「ピストンフローによる換気効率」は,理論的には,「完全混合による換気効率」の2倍である。 |
4 |
H16 |
計画 |
4 |
O |
2.昼光率は、天空が等輝度完全拡散面であれば、全天空照度にかかわらず、室内の同一受照点において一定の値となる。 |
5 |
H12 |
計画 |
1 |
O |
3.室内の酸素濃度は18%近くに低下しても、人体に対して生理的に大きな影響を与えることはないが、開放型燃料器具の不完全燃焼をもたらす。 |
6 |
H12 |
計画 |
6 |
X |
1.直方体の室で、完全拡散(内装材の吸音率は室内で一様)とみなした場合、同一の内装材を使って、その室容積を2倍にすると、残響時間も2倍になる。 |
7 |
H12 |
計画 |
7 |
X |
2.どの方向から見ても光度が一様となる面を、完全拡散面という。 |
8 |
H11 |
計画 |
4 |
O |
3. 窓ガラスが完全透過の場合で、P点から見た窓面には天空のみが見え、かつ、間接照度を無視できるとき、P点の昼光率はP点における窓面の立体角投射率にほぼ等しい。 |
9 |
H23 |
環境 |
2 |
O |
2.開放型燃規器具の使用により室内の酸素濃度が18%以下になると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生量が増加し、一酸化炭素中毒の危険性が高くなる。 |
10 |
H22 |
構造 |
24 |
O |
2.柱の剛性評価において、腰壁と柱との接合部に完全スリットを設けたので、腰壁部分の影響を無視した。 |
11 |
H20 |
構造 |
21 |
O |
4.鉄筋コンクリート造の腰壁と柱の間に完全スリットを設けた場合であっても、梁剛性の算定に当たっては、腰壁部分が梁剛性に与える影響を考慮する。 |
12 |
H19 |
構造 |
12 |
O |
5.腰壁が取り付くことにより、柱が短柱となるのを防止するため、柱と腰壁の取り合い部に、十分なクリアランスを有する完全スリットを設けた。 |
13 |
H16 |
構造 |
17 |
O |
1.部分溶込み溶接ののど断面に対する許容せん断応力度は、完全溶込み(突合せ)溶接の場合と同じ値とした。 |
14 |
H13 |
構造 |
16 |
O |
1.鉄骨ばりとコンクリートスラブとを緊結した合成ばりの曲げ合成を求める場合、原則として、「鉄骨ばり」と「有効幅及び有効厚さ内のコンクリートスラブ」との全断面を有効とする完全合成ばりと仮定する。 |
15 |
H12 |
構造 |
16 |
O |
4.柱・はり接合部に設ける通しダイアフラムと箱型断面柱との接合は、完全溶込み溶接とした。 |
16 |
H11 |
構造 |
17 |
O |
1.完全溶込み溶接におけるのど断面の許容応力度は、高度の品質が確保できる場合、母材と同一の値とすることができる。 |
17 |
H11 |
構造 |
17 |
O |
3. 現場における箱形断面の柱の継手の接合は、一般に、完全溶込み溶接とする。 |
18 |
H11 |
構造 |
17 |
O |
4.完全溶込み溶接の始端部・終端部では、欠陥が発生しやすいので、エンドタブを用いる。 |
19 |
H11 |
構造 |
20 |
O |
2. 腰壁や垂れ壁の付いた鉄筋コンクリート構造の短柱は、脆性的な破壊を起こしやすいので、その対策として、柱際に完全スット等を設ける方法がある。 |
20 |
H10 |
構造 |
15 |
O |
1. 冷間成形角形鋼管を使用した柱と大ばりの接合部は、外ダイアフラム形式とし、大ばりとの接合を完全溶込み溶接とした。 |
21 |
H10 |
構造 |
17 |
O |
5. 箱形断面の柱の中間継手を現場溶接するに当たり、裏当て金を用いて、完全溶込み溶接とした。 |
22 |
H23 |
施工 |
14 |
O |
3.完全溶込み溶接の突合せ継手の余盛り高さについては、1mmであったので、許容差の範囲内とした。 |
23 |
H21 |
施工 |
14 |
X |
3.完全溶込み溶接部の内部欠陥の検査については、浸透探傷試験により行った。 |
24 |
H20 |
施工 |
12 |
O |
5.板厚の異なる突合せ継手については、完全溶込み溶接とする部材の板厚差による段違いが薄い部材の板厚の1/4以下、かつ、10mm以下であったので、溶接表面が薄い部材から厚い部材へ滑らかに移行するように溶接した。 |
25 |
H19 |
施工 |
13 |
O |
1.鉄骨部材の完全溶込み溶接部において、パネルゾーンで裏はつりが極めて困難となることが予想されたので、裏当て金を用いた溶接とした。 |
26 |
H19 |
施工 |
25 |
O |
4.鉄筋コンクリート造の外壁に「壁と柱とを完全に縁切りする耐震スリット」を新設する耐震改修工事において、既存の外壁に幅30mmのスリットを設け、スリット内にロックウールを挿入したうえで、屋外側及び屋内側の2か所をシーリング材により止水処理した。 |
27 |
H15 |
施工 |
8 |
O |
2.既製コンクリート杭の継手部の溶接に当たって、仮付け溶接は、本溶接と同等な完全なものとし、その長さは、40mm以上とした。 |
28 |
H13 |
施工 |
14 |
O |
3.突合せで完全溶込み溶接をする部材の板厚が異なる場合は、厚い部材側にテーパーを付け、開先部の板厚が同一となるようにした。 |
29 |
H12 |
施工 |
25 |
O |
5.鉄骨の完全溶込み溶接部の比破壊検査の方法として、一般に、超音波探傷試験が採用されている。 |